さて、前回簡単に考察とか疑問点を軽く書きましたが、ステロイドについての考察と疑問をもう少し詳細に書きます。
前の記事はコチラそうそう、病状のグラフ、ちょっと書き直しました。
昨年4〜7月の間、謎の悪化をしていたので、それを足しました。
本当はその前の20年もグラフには凸凹がかなりあるはずですが、正直、喉元過ぎて大きな悪化しかハッキリと覚えていないのと、よくなったり悪くなったりの病気ですから、あまり細かい浮き沈みにはとらわれないほうが良いかとも思いまして。
ただ、今に続く直近1年くらいのことは正しく記録しておきたかったので。
グラフを貼っておきます。画像クリックで拡大します。

●ステロイドは蓄積するのか?
私の症状でもっとも酷い状態だったのは23歳の時の症状です。
全身真っ赤になって腫れて火傷のようで、顔は焼け付くように熱く、ダラダラとリンパ液が流れ落ちました。
そのリンパ液は黄色くて、ドロッとしていて、それこそ納豆のような臭いがしていました。
よく真夏の35度くらい気温があるときなどに滝のように汗が流れ落ちますよね?
あれくらいの勢いでダラダラとリンパ液が出ました。
その後20年の間、脱ステなどでやはりリンパ液が出ることはありましたが初めてのアトピー大爆発の時のような粘度(?)の高いリンパ液ではありませんでした。
20代の時はリンパ液が流れてくるような悪化がよくありましたが、30代になってからはリンパ液の出方は流れるというより滲むという感じになりました。
臭いも納豆のような臭いから生臭いというか鉄のようなニオイというか、そのようなニオイのものに変わりました。
よく、リンパ液を蓄積したステロイドの毒素みたいな言い方をする人がいます。
23歳の時の悪化、、、、これ、リバウンドなんでしょうか?
確かに大爆発の前の数ヶ月の間にステロイドの量はどんどん増えていきましたし、ステロイドの内服も1週間か10日くらいしました。
20歳くらいからそれまで指先だけだったステロイドが顔などにも使うようになりました。でも、20歳前後はそんなに毎日塗り続けていたというような記憶もありません。
ステロイドの量は、爆発的に症状が悪くなって以降のほうが圧倒的に多いと思います。全身ですし、毎日ですし。
症状のひどさで言ったら
23歳の時の初めてのアトピー大爆発>初めての脱ステ>2度目の脱ステ
と、こんな感じでステロイドの量に比例していないのです。
なので自分の経験から考えると、リンパ液はリンパ液でしかなくて、蓄積したステロイドではないと思います。
23歳のときの症状は、いわゆるリバウンドの状態と同じ状態ですが、やはりこれはアトピーの悪化だったのだと思います。
これこそが重症アトピーの症状なんだと思います。
皮膚炎の悪化=ステロイドのせいでアトピーが悪くなった、と結論を出すのはちょっと早い気がします。
でも、そうは言え、脱ステした後は皮膚を掻いた時のダメージが、ステロイドを使っていた時より少ないというのは確かなんですよね。
ステロイドは炎症は抑えるけど長期的には皮膚を弱くしてしまうし、厄介なことに得意技であるはずの消炎作用も効かなくなってくるんですよね・・・・その欠点さえなければ使いまくるのに。
ステロイドって無くてはならない薬だけど、付き合い方の難しい薬ですよね・・・・
ステロイドについての考察と疑問はまだまだ続きます。
今日のところはここまでで。
そうそう、敢えて私がここに書くまでもないかとは思いますが、脱ステは命の危険を伴うこともありますので、必ず専門家のもとで!
ここで言う専門家とは、皮膚炎の悪化がみられたときに「好転反応」だとか「毒素が出ている」などと言う人のことではありません!お気をつけて。