2012年06月01日

病歴1

こんにちは。あかりです。アトピーです。

このブログは、自分のアトピーの記録のために開設しました。
もし、同じ病気の誰か一人でも、少しでも参考になることがあればより良いと思い、どれくらい続けられるかわかりませんが、始めます。


というわけで、先ずは私のプロフィールと病歴をば。

現在44歳。女。独身で一人暮らし。無職。(4月にリストラになったのだ)


では、長いですが発症から経歴を追っていきます。
因みに私は子供の頃はアトピーではありませんでした。


●17歳
高校生。
アトピー発症。といっても手の指に湿疹が出る程度のものだった。
近所の皮膚科で軟膏(おそらくステロイド)を処方された。それを時々塗る。
湿疹が出るといっても、普通の人の肌と変わらない感じ。

●20〜22歳
大学生。一人暮らしが始まる。
やはり手には時々湿疹が出る。軟膏(多分ステロイド)を時々使う。
たまに額のあたりとか、稀に乳首とかにも皮膚炎が出るようになる。
でもまだ皮膚は普通の人の感じ。
アトピーとは直接関係ないが、激しい不眠症になった時期も。

●23歳
一人暮らし。半年ほど仕事をしていたが、ちょっとやりたいことがあって退職したその約1ヶ月後のことだった。
アトピー大爆発。
23歳から住み始めた部屋はマンションの1階で新築の物件だった。床はカーペット。
近所に機織り工場が何軒かあった。
新築のためのシックハウスなのか、カーペットにダニが大発生したのか、はたまた近所の工場が原因なのか原因は不明だが、1ヶ月くらいの間に一気に皮膚炎が全身に広がった。

あまりの全身の炎症の激しさに、それがアトピーとは思えなかった。というか、アトピーについては、ちょっと肌が乾燥して痒くなる程度の病気だという認識だった。
全身が真っ赤になり、特に顔全体から黄色い汁がダラダラ流れ落ち、皮膚は焼け付くように熱く。意識は朦朧として、体を動かすことも厳しくなった。尿も全然出なくなるし。

近所の薬局の人が見かねて、いい皮膚科があると紹介してくれた。
その皮膚科へある日の夕方に行ったのだが。
医師は見るなり「わあヒドイ。これは治らないかもしれない。」とか言うし、仕事してないなら夕方は混むから午前中来てくれとか言うし。
当時の症状はとにかく酷くて、体が動かせなくて、朝から体を動かそう動かそうとして、ようやく動けるようになって、這うような心持ちで診察に行ったのに・・・
どんな処方だったか忘れたが、ちっとも改善なく、最初の一回だけの診察でもう行かなかった。

当時は今みたいにネットなんてないので情報が少ない。それがアトピーとは思えず、全く意味がわからず、それこそ何かの呪いか祟りかと思った。
そんなとき、心霊好きの友人が連れて行ってくれた治療が・・・


・心霊治療(笑)

その霊能力者(?)は、岐阜の山間部の普通のおじさんなんですが、肝臓のあたりに手を当ててくれるんですね。
なぜか暫くすると顔からダラダラ流れていたリンパ液が止まるんですなあ、これが。なぜかはわからない。
何回か通ったのですが、そのおじさん、手を当ててくれればいいのに「先祖の霊が・・」「亡くなったお婆さんの霊が・・・」とかそういうことを言い出して・・・言われたとおりにお婆さんの霊をお寺で供養をしてもらったんですが、当然のことながら改善することなく。
自分の手に負えないと思ったその方は、その方の知り合いの、観音様と話せるおじさん(笑)の所に私を連れて行きました。
その頃の症状は、全身の炎症が激しく、座っていることも辛くて、皮膚が熱くて寒くて、でも毛布とかかけると汗(?)がびっしょりになって、意識は朦朧としている状態でした。
観音様のおじさん曰く、うちの実家の池の回りに塩をまいて清めよと。
・・・婆さんの霊じゃないのか。なんか、霊能者二人の見解が違ってますね。でもまあ言われたとおりやったけど、アトピーはそんなことでは治りません(笑)


・大学病院

大学病院なんて考えもしなかったけど、ついに大学病院に行くことに。
やっぱりアトピーでした、ハイ。
IgEは確か16000だったかと記憶してます。
ステロイドとプロペトを混合した塗り薬と、飲み薬(何だったか忘れましたが、普通の抗アレルギー薬だったかと)と、ツムラの漢方薬「消風散」が出ました。
ステロイドは良く効きました。消風散も良かったように思います。

・・・・が、アトピーの知識も無かった私です。このあと何の疑問も疑いもなくズルズルとステロイドを塗り続けることに・・・

この頃の皮膚の状態は、特に顔が酷くてリンパ液は出てはいませんが、真っ赤で、頭がクラクラするほど顔の皮膚が焼け付くような熱さで、たまらず氷水やタオルなどで冷やすほどでした。
体の内部もおかしかったのでしょう、生理もおかしくなりました。

さあ、それから何ヶ月か経ってもそれ以上良くならず・・・
ここから治療ジプシーの始まりです。

出だしが心霊治療ですからね(笑)
先が思いやられますね(笑)
心霊治療とか笑い話だけど、当時は助かりたい一心で真剣そのものでしたね。だって、23歳で人生が終わるなんて思いたくないもの・・・



続く