2012年06月08日

病歴5

では、病歴続き行きます。


●37歳〜40歳

6月に仕事辞めました。
アトピーが出てくるたびに仕事辞めたいとか思っていたけど、この時の退職は、年齢的に転職するならギリギリのところだと思ったことが一番大きい。やりたい仕事があったんです。
でも、アトピーが良くなったり悪くなったりしながらも4年ちょっと勤めることができたのは、私の人生の中においてはとても大きい出来事でもありました。
で、退職。
退職の時、またアトピーが悪化しつつあったときだったんですが、退職後またアトピーが悪化。
全身に皮膚炎が出ました。動けなくなるほどではなかったですけど、外出はできなかったですね。
それが2ヶ月くらい続いた。

で、もうなんか糸が切れてしまったのか、全く就業意欲がわかなくなった。
何かやろうとしてもいつもアトピーに足を引っ張られる。仕事しててもアトピーが出て辛い。
せっかくの土日の休みは殆ど体調を整えるために使う。
有給休暇だってアトピーの静養のために殆ど使う。
もっと綺麗な部屋に住みたくてもアトピーの治療費がかかるので、築年数40年以上の安アパートにしか住めない。
なんか、すごく疲れてしまったんですね・・・・・・・・
脱ステして薬使わずにいてもアトピーって治らないんですよね。
アトピーで苦しむために生まれてきたのか・・・・・

失業保険と、貯金を全て使い果たすまで(少し株もやったw)完全に引きこもってました。
親が「何かあったときに使え」とくれてた100万も全て使った。
ほんとに疲れてたんだと思う。

鍼は仕事辞めてからも1年くらいは通ったと思うけど、お金がなくなってきたので行かなくなりました。
あと、鍼の先生がIgEにこだわりすぎるところもあってちょっと対応しづらくなってきたこともあり・・

ちなみにこの頃のIgEは6000とかそれくらいだったと思う。

で、お金がほんとに底をつき、仕事をせざるを得ず、仕事を探しますけどサブプライム問題が発生した直後だったので求人も厳しく・・・

ハッキリとは覚えていないのですが39歳のときだか40歳のときだか・・・
顔の赤みと手の指の湿疹がなかなか改善がなく、その頃からプロトピックを使い始めました。
顔には子供用のものを、指には普通のプロトピックを。

よく言われる灼熱感などは全く感じること無く、よく顔の赤みもひきました。

顔が赤くなってムズムズしたりすることが時々ありましたが、プロトピックを塗ると即痒みがひきました。

CACの化粧水とか乳液はこ37歳の時にやめました。
皮膚炎の刺激になってしまうので・・・・
でも、洗顔パウダーだけは40歳くらいまで使ってたと思います。

今は花王のキュレルの化粧水を使ってます。化粧水で潤した後、プロペトと亜鉛華軟膏の混合したものを塗ります。
プロペトは石油系なので良くないという人もいますけど、肌に塗る油系のものって、良いと言われる何を使っても今ひとつ合わなくて。
因みに、洗顔料もキュレルです。体を洗うのにも使ってます。



●40歳〜43歳

40歳の11月から仕事を始めることになりました。
職場は環八沿い。排気ガスが多いのが心配でしたが。
派遣社員で入って、のちに契約社員になりました。

プロトピックが効いたのか、23歳以降で最もアトピーが軽く、体力も充実して楽しめた時期です!

顔は赤みが出た時だけ塗りました。
手の方は毎日とは言わないまでも、塗らないとすぐ湿疹が出ました。

一番調子の良かったこの時期でも手の関節の皮膚はゴワゴワでした。他の体の部分は、一番調子が良い状態でも触るとダンボールを触っているようなカサカサした感じでした。

やりたいと思っていた絵の勉強なんかもできました。仕事のあと、週2日も通ってました。
飲み会なんかも参加出来るようになりました。
お酒飲んでも全然平気になりました。
時々オールで遊んでもそれでアトピーが悪化することもなくなりました。以前は寝ないと、明け方くらいになると全身がチクチクしてきて痒くなったものですが。
同世代の人は、昔より体力が落ちたとかよく言いますけど、私にはそれが全く理解できませんでした。40歳からが人生で最も体力がありました。

職場は最悪でした。オバサンたちの私に対するイジメが毎日毎日陰湿に繰り広げられました。
アトピーもネタにされました。

精神的には最悪な環境でしたけど、仕事はバカでも出来る簡単な内容で残業も無くて、イジメのストレスはありましたが、体にはラクな環境でした。

私の場合、アトピーはストレスと全く関係がないようでして。とにかく、体の疲れ、これがアトピーを引き起こしやすくするみたいです。
この仕事を始める前、たっぷり静養できたのも良かったのかもしれません。

プロトピックの副作用と言われるニキビとか、そういうものも全く出ませんでした。

更年期と言われる年代になって体質が変わってアトピーから開放されたんだと思ってました・・・

が・・・・

43歳の3月に3.11の地震がありました。
4月の中旬から再びアトピーの悪化が始まりました。
この時の症状は今までのものと違い、なんかやたら体がチクチクするんです。
アレロックがわりと効くんですが、飲んでから6時間過ぎると途端にチクチクが始まります。
なんか、全身の感覚がおかしくなるようで、急にフワ〜ット倒れそうになったり・・・チクチクがヒドイので、仕事が終わった後は一切寄り道しないで帰宅し、シャワーを浴びて全身にプロトピックを塗ると、落ち着きました。
4月から悪化して5月がピーク、6月7月まで症状が残りました。
いったい何だんたんでしょう?
医師は症状が何かの中毒みたいだとも言ってました。
心当たりはないのですが、あるとすれば・・・3.11の原発事故・・・でしょうか?

東京は、そんな被曝とかいうレベルのような汚染ではなかったし、レントゲンをとってアトピーが悪化したなんてこともないし。関係あるんでしょうか?

そして復調した8月。
髪の抜け毛が大量でした。毎日300〜500本は抜けてたと思います。医師に相談したところ、体が大ダメージを受けると、3ヶ月後くらいに髪が抜けるのだそうです。
確かに9月の終わり頃には抜け毛は以前のペースに戻りました。
9月・・・・・・・・
職場が業務縮小のため、辞めることに・・・・・・!


体が復調したと思ったら失業なんて〜
慌てて就活したところ、すぐ次が決まり、10月から仕事開始です。


さて、この次の新しい職場で再度の悪化に見舞われ(しかもかなり重症っぽい)今に至るのですが・・・



続く

2012年06月06日

病歴4

えっと、ブログのタイトルですが「アトピー日記」とはあまりに当たり前すぎるので「鰯の頭」に変更しました(笑)。


では、病歴の続きをば。


●30歳〜33歳

友人から勧められたのがキッカケで。
ここの治療を決めたあとだったけど、見ず知らずの女性から電車内で声をかけられ「自分もアトピーだったけどココの治療で治った」と聞き、期待できると思った。

誰もが知ってますよね。


・土佐清水病院

有名所ですが一応内容を説明しますと・・

肉、乳製品、油、砂糖禁止の食事療法と、SODの効果があるとうたった健康食品(一ヶ月分で45,000円くらいでした)を摂取。
土佐清水オリジナルの塗り薬。
塗り薬はステロイドが入っているものと、入っていないものがあった。ストロイドの強さは4段階くらいあったかと記憶。

ここの先生の考え方は、体内の活性酸素が悪さをしてアトピーが悪化するというもの。
それの対策のためにSOD様食品を摂るのです。

←最近は入手しやすくなってるみたいですね。SOD効果はどの程度なのか不明。



大麦若葉みたいな味でしたね。
高かったという印象でしたが、今調べるとそうでもないような?効果を出すため多めに飲んでたかも?
金額も安くなってるのかもしれませんね。

ステロイドも抵抗はありましたが、アトピーが治ってきたら必要なくなる的な説明だったのと、ここの塗り薬はリバウンドは起きないという説明でした。当時、もうほかに治療法なんかもなかったし、相変わらずネットなんて情報検索に便利なツールもありませんでしたし。
なので、再開しました、ステロイド。

最初の頃はよく効きました。
そりゃステロイドですもの。

それでもなんとなく体調はよくなってきて、いつも仕事を始めても2〜3ヶ月でアトピーが出始める状況だったのが、それ以上勤めても大丈夫になりました。
まあ、皮膚炎が出てきたら薬をつけて抑えることができたからというのもあるけど。
比較的落ち着いていた時期だと思います。

で、ようやくちゃんとした仕事を始めようと思って派遣を転々とするのをやめて、33歳の1月から契約社員ですが長期で働くことになりました。

結構女同士のバトルみたいなのがある職場でしたけど、なんか、自分に火の粉が降りかかってきても、それは社会に関わってるからこそ起きることなのだと思えて、周囲の人が思うほどには意地悪されても辛くなかったですね。
アトピーで何も出来ないことに比べたら、それ以上辛いことって逆になかなか無いですもの。

・・・でも・・・・やはり・・・・
ステロイドの効きが悪くなり始めました。

それまでは夜だけ塗れば大丈夫だったのが朝晩塗らねばならなくなり・・・朝晩塗っても効かなくなり・・・・

土佐清水病院は横浜にも診療所があります。
そこに診察に行ってたのですが、ある時、薬が効かなくなってきたことを医師に伝えたところ突然怒鳴りだしてビックリしました。なんて言って怒鳴られたか忘れましたけど。
治療法の選択肢がゼロなんですね。

また、別の時に診療所に電話して薬の効きが悪いことを聞いたところ「この薬は皮膚の状態をゼロにしてくれる薬なんです(だから続けなさい)」という意味不明の説明。ゼロにするって?ステロイドが入った薬で?何度も確認したけど、そのとき電話に出られた方は「この薬は皮膚の状態をゼロにする」ばかりで結局意味不明のままでした。


●34歳〜37歳

34歳になり、皮膚炎は悪化、いよいよ薬が効かなくなってきて(多分もっと強い薬も処方してもらえると思ったけど、もうその頃には土佐清水に見切りをつけていた)やはりステ再開したのは間違いだったと脱ステを決意。
4月から有給とか使いまくって1ヶ月の休み+ゴールデンウィーク&欠勤1週間ほどの休みをとって脱ステしました。
前回の脱ステの時より年をとってるし、死ぬかもしれないと思いつつ脱ステに。

この頃でIgEは14000くらいでした。

無闇矢鱈と脱ステしても危険ですから、脱ステのサポートになる何かも必要だと考え、色々ネットで調べまくって辿り着いたのが・・・


・鍼治療

掲示板に鍼治療が良かったと書き込みしている方に問い合わせ、その方に紹介してもらいました。
紹介でしか治療をしてくれないところなんです。

今まで受けた治療の中では最も効果が実感できました!

脱ステで全身が真っ赤で痒くて、歩くのも辛くてそんな状態でした。
始終掻いているのに鍼を打ってる間は不思議と痒くならないんですね。
初めて鍼を打った日は、それまで全身の痒みでずーーーっと体の中がうるさかったのに、鍼を打ったあと1時間くらいは体のなかがしーーーんと静まり返って、自分の体の中の静かさにこれが普通の状態なのかとその落差を改めて知りました。
この1時間の時間がどんどん長くなってそのうち痒くならなくなるのではと思いました。

脱ステの最初1ヶ月目は1日おきに通院しました。
先生が様子を判断しながら鍼の他に吸い玉をしてくれる時もあります。

(ちょっと吸い玉の形が違いますが)吸玉療法とは?

剣山(?)みたいなもので皮膚をトントンとしたあとに吸い玉をくっつけて暫くすると、なんか色々出てくるんです。
血の塊みたいなものだったり、水のようなものだったり。
それが何なのかはよくわかりませんが、やったその日は体が軽い感じがします。
鍼も、以前通った岐阜の鍼とは違い、治療のたびに打つところが多少変わったりします。
1ヶ月くらい通った頃からグンと良くなりました。
前回のリバウンドも1ヶ月ちょっとくらいの期間だったと思いますが、2回目のほうがちょっとラクにしのげたかもしれません。

リバウンドの激しい時期を過ぎた後は仕事しながら週2日ほど通ってました。
仕事に復帰した後何ヶ月かは結構残業が多く、毎日夜は残業しているか鍼に行ってるかのどちらかでした。

鍼は、アトピーに直接効くというより体全体を整える感じがします。なので、残業もできるようになったのだと思います。

鍼は週2〜1くらいのペースで4年くらい通いましたかねえ・・・

14000あったIgEは3年後くらいには5000くらいにまで落ちました。
IgEの値は、直接皮膚炎の状態と関係ないといいますが、皮膚炎はともかく、体のだるさというか重さというかしんどさみたいなのが違うと思います。
やはり1万超の時は、何もかもが重かったように思います。


・・・で、随分良くはなりましたが、アトピーが完治するまでには至らず。
いいときもあるけど、悪くなる時もある。そんな感じで。

顔の赤みはなかなか取れませんでした。
手の指の湿疹もすっきりとはなかなか治らず。
手の指の湿疹はヒドイ時はかき壊してぐちゃぐちゃになって、包帯を巻いてることがよくありました。
そういうときは目も痒かったり。
1〜2ヶ月で自然にその状態から脱しますから、悪くなったときはただひたすら嵐が過ぎるのを待つのみでした。

ああ、あと、脱ステの時にやったことは、鍼の先生に勧められて・・・

・りんごジュース

市販のものではなく、ジューサーでちゃんと作るやつです。
りんごだけでは寂しいので人参も一緒にジューサーにかけて毎朝飲んでました。
始めたのが丁度アトピーが軽快する時期と同じだったと思うんですが、結構効いたような気がします。
面倒になってやめて、今年に入ってからアトピーの調子が悪くなって、この1ヶ月また飲み続けてますが、、、効果はイマイチ感じませんね。でも、体にわるいものではないし、そんなに値の張るものではないので続けています。


結論としては、鍼で完治はしないけど、アトピーが軽くなる手助けはできるという感じで、私が試した治療法の中では最も効果が出たといえます。

この頃の体調は、アトピーは出たり引いたり。
1年のウチ、アトピーがしんどくて会社を休む日は、欠勤がつかずにどうにか有給休暇でまかなえる感じでしたね。勿論、少々しんどくても休みませんけど。
アトピーは良くなったり悪くなったりするものですが、10年前と比べたらラクになってきてはいます。


あ、伝え忘れてました。

鍼もやりつつ、大学病院にも通ってます。

亜鉛華軟膏とプロペトの混合したものを保湿剤として処方されてます。それは今でも続けてます。
IgEを下げる目的でIPDカプセルを飲んでます。今も飲み続けてます。あと、アレロックと。

ああ、あと肝心なこと。
脱ステ開始したのと同じくして、食事制限やめました。
効果を感じなかったし。タブーとされてるものを食べても悪化しないし。
でも、体調が浮上してきましたよ?
なんでも食べる時のほうが元気になれた気がします。


さあ、脱ステは再度成功したものの、あともうちょっとスッキリ治ってくれないかなあという感じで37歳、ある意味転機を迎えます。


続く

2012年06月05日

病歴3

では、病歴続けます。

●25歳

結局導引術では治らなかったので、友人から紹介された次の治療へ・・・


・薬師導引道場

導引と名がついていますが、24歳の時に頑張ってた導引術とは全く関係ないものです。なので、導引術とは全くの別ものと考えてください。

静岡のけっこう県外から公共交通機関で行くには不便なところにありました。
因みに、記事書くにあたりネットで調べてみましたが、先生が亡くなられて閉鎖になったようですね。

で、ココでの治療は・・・


病院でもらった薬は禁止

道場オリジナルのイオン水を飲む。イオン水とは、茶色くて、鉄みたいな変な味の謎の液体で、薄めて飲むのです。1本8000円で1ヶ月くらいもつ。

根昆布(?)を水に浸けて置くと水に昆布のエキスが溶けてくるので、それを毎日飲む。

あと、うろ覚えですが、確かそこでは「岩の花」と呼んでいた黄色い粉末が入った軟膏も使ったかと思います。

すみません、ここの治療は具体的にはあまり覚えておりません。


さて、自宅に帰ってから早速ステロイド断ちです。
さあ、来ました、いわゆるリバウンド。
当時リバウンドのことなんて何も知りません。全身が真っ赤な皮膚炎になって、リンパ液も滲んできます。
道場に電話して問い合わせてみたところ、それは毒素が出ているところだから出しなさいとのこと。
日に日に悪くなり、ピークにヒドイ時は多分1週間か10日くらいかと思うけど、そのときは寝たきりのような状態になり、とくにそのうちの数日は今が昼なのか夜なのかもよくわからなくなり、なんとなくもう一人の自分が寝たきりになってる自分を見下ろしているような感覚を覚えたりしました。

でもまあ、それを過ぎたら徐々にラクになって行きました。

その間、期間にして1ヶ月から2ヶ月たたないくらいだったかと思います。

先生のおっしゃるところの毒素を抜いたわけですが・・・・

アトピーは治りませんね。
よく脱ステした人が言うような皮膚が強くなった感じとか全くないし、顔は赤いし。

脱ステ数ヶ月たって、一日6時間程度のアルバイトを近所で始めるくらいになり、ようやく社会復帰の第一歩を踏み出しました。とは言っても、誰が見てもアトピーってわかる状態でしたけど。
人と顔を合わせなくてもできて、体力を消耗しない仕事ってことで、テレアポの仕事でした。
実は23歳の頃から東京に出てやりたいと思ってる仕事がありました。(だからそれがアトピーに足止めされててとても辛かった)
怠け病とよく言われてたので、「東京に出て、次にまたアトピーが出て仕事ができなくなったら、殺すからな!」と自分の体によく言い聞かせて上京しました。自分の体が怠けたくて病気になるのだと言われてましたから、自分の気持ちが本当に強くなればこの意味不明の病気が治るかもしれないとも思いましたし。


25歳のときに他に試したものは・・・


・キチンキトサン

サプリですね。
昔は今みたいに宣伝文句の規制がないですからね。「アトピーに効く!!」とか随分煽ってましたが・・・
可もなく不可もなく・・・・




●26歳〜30歳

東京(というか、埼玉県は所沢市なんですけど)へ引越し。フルタイムでお仕事。
仕事はとにかく拘束時間が長く。朝9時から夜8時とか9時とか10時とか。最初の1年は月の休日が1〜4日くらいでしたね。
調子よくやれたのは最初の2ヶ月くらいで、あとはやはり皮膚炎との戦いでした。顔の赤みが強いのがイヤでしたね。
しばらく薬師導引道場のイオン水を飲んでいましたが、結局どんどんまた悪化してくるし、これは効かないものだと判断し、やめました。


・液体のカルシウム、ササヘルス

職場近所の薬局でアトピーに良いと勧められて始めました。
カルシウムのほうは半年くらいでやめましたが(給料安くて厳しかったのと効果が感じられなかったのもあって)ササヘルスは2年半くらい続けました。・・・が、効果は感じられませんでした。

←アトピーには大きな効果は期待できないと思いますが、普通に健康づくりのためなら良いと思います。





・藤澤皮膚科(東京都練馬区)

ステロイドを使わない皮膚科です。
使った軟膏はアズノール軟膏でしたかね・・
治療としては

紫外線照射(紫外線の種類は何だったのか覚えてません)
超酸性水
強ミノとかいう注射(肝臓を強化する目的だったと思う)
イソジン

というのが主に試みたことです。

治療も何もしてなくてもアトピーは良くなったり悪くなったりします。それ以上の展開はありませんでしたね、ここの治療でも。
2年くらい通いました。

この頃に感染症を体験。
全身に粟粒のような膿を持ったできものが全身に出て、39度とか40度の高熱が出るのを何度か体験しました。
ブツブツが気持ち悪かったし高熱で体を動かすことは出来ませんでしたが、アトピーよりはその苦しみはラクで、しかも熱が出るとアトピーの皮膚炎は炎症がぐっと軽くなりました。
私がアトピーで辛そうにしているのを「精神的なものだ」とか「ストレスに弱い」だとか散々批難してた人たちも40度の高熱と聞くと優しくなったのが印象的でした。40度の高熱のほうがアトピーよりラクなんですが・・・
これは抗生物質をしばらく飲むことで治りました。
せっかく引いた皮膚炎も、暫くするとまた出始めました。


この間、皮膚炎は良くなったり悪くなったり。悪い時はリンパ液が染みだしてくることも。
調子いい時でも顔は赤いです。
皮膚炎が出ていると体もしんどくて、仕事中辛そうにしているのが職場の人には嫌味に思えたようです。
仕事を始めて2年半のところで、いきなり解雇されました。アトピーのせいで。28歳の6月でした。

そのあと、1ヶ月くらい自宅で寝たきりのようになり、いよいよ自殺する時が来たかと動けない体で思いましたが、なんせ体がつらい状態で自殺する元気もわかず。
でも、1ヶ月くらい引きこもってじっとしてるとまた皮膚炎が治まってきて、そうすると気持ちも軽くなって自殺のことなんて考えなくなって・・・

で、9月からまた仕事を始めました。
が、週に1度は徹夜作業がありまして。徹夜すると即日全身が痒くなってきて顔が真っ赤になって腫れてくるんですよね。勿論それだけ炎症がでれば体もつらい。
結局1ヶ月くらいでギブアップして、仕事の日数を減らしてもらいました。
で、この頃に始めたのが・・・

・CAC化粧品&パックバス

CAC化粧品は保湿力はすごいです。あと、洗顔料は今まで使った洗顔料の中で一番肌に優しかったと思います。経済的に今は使ってませんけど・・・
基礎化粧品は合う合わないがけっこう分かれると思います。私も洗顔料以外は調子悪い時につけるとかぶれますし。
良かったのは、パックバスです。
当時吉祥寺にCACのサロンがあって、これはけっこう利用しました。

茶色のドロドロの液体の中に浸かるんですけど、パックバスから出た後も皮膚が潤ってくれました。
全身にアトピーが発症してからここにくるまで、全身にプロペトを塗らないと体が突っ張って辛かったんですが、パックバスを続けることによって体になにもつけなくても過ごせるようになりました。

私はCACのパックを使うと顔がパンパンに腫れて赤くなって痒くなって、つまり合わなかったんですけど、なぜか同じ成分であるはずのパックバスは平気だったんですよね。

2年近く通いましたかねえ。通ってた時で週2回、その後は月1〜2回のペースで。

ちなみにサロンには病院も併設されてて、CACの化粧水か乳液みたいなのにステロイドを混ぜた薬を処方されましたが、これは塗った途端顔がかぶれたので、結局クリニックは行かずパックバスのみ利用してました。

パックバスはオススメです。今はこのへんだとサロンは千葉の流山ですかね。
真冬の皮膚の乾燥が辛い時にまた行きたくなります。


CAC化粧品のパックバス

アトピーは相変わらず良くなったり悪くなったり(悪い時には寝こむ)を繰り返し、ストロイドは使わず、CACの洗顔&化粧水&乳液とパックバスでだましだましで30歳くらいまで。

この頃、仕事は2〜3ヶ月勤めてはアトピーが悪化して辞め、1ヶ月くらい休んでまた仕事を始め、また2〜3ヶ月で辞めてアトピーがおさまるのを待ってまた仕事を始め・・・という綱渡りな生活をしていました。
当時はまだ派遣とか、仕事がありましたからできたことですけどね。



ああ、そういえばこの頃にもう一つ体験した治療が。

・波動水
・薬指の爪の付け根のところを針で刺し、血を30滴ほど出す治療

人に紹介されて行った自由診療の病院。
リポビタンDの瓶みたいなのに入った波動水というのがそこの売り・・・・
血を30滴出す治療は自宅でも自分で毎日やるようにと。自律神経を整える作用があるらしいが・・・・・

半年くらいでも通ったかしらね?
・・・・・・・可もなく不可もなく・・・・・・・・



さあ、いよいよあの有名な治療に30歳で出会います。

続く